医療法人かもめクリニックは、平成10年 8月より、透析患者さんの透析合併症の軽減を図り、 生活の質を高めて、健常者と変わらない日常生活が送れ、元気で長生きできることを治療方針に、『長時間透析と限定自由食』治療を実践してまいりました。
当院の提唱する『長時間透析と限定自由食』治療は、 暴飲暴食を避け、 カリウムやリンの多い食品を若干制限する普通食によって、体力の源となる栄養素を充分に摂取します。そして、これにより生じる老廃物を体の隅々(細胞内)から十分除去するとともに、体への負担を軽減するため時間をかけます。
この積極的な食事摂取と透析治療により、 良好な栄養状態が維持され、多くの患者さんで、貧血をはじめ、高血圧や心機能が改善し、エリスロポエチンや降圧薬を減量または中止することが可能になります。
また、透析中の血圧低下や下肢つれ、疲労感も軽減し、透析不足による掻痒感や口臭、色素沈着などの悩みも解消し、肌の色艶も良くなり、爽快な体調を取り戻せます。
さらに、食事制限から解放され、食欲と味覚の回復によって、食を楽しめ、心身ともに蘇り、生活の質が向上します。
このように『長時間透析と限定自由食』治療は、多くのメリットがあり、生命予後も良好な治療法ですが、透析時間の延長は、患者さんに抵抗感があることや、医療施設側も医療費抑制政策で厳しい経営を強いられている現状では、「時間の壁」を破ることが困難で、普及するに至っていません。
そこで、日々食事制限と透析治療による不定愁訴に苦しみ、忍び寄る透析合併症の恐怖と戦いながら生活している透析患者さんの福音となるであろう『長時間透析と限定自由食』治療を、一人でも多くの方々に提供すべく、 横浜・みなとみらい地区に「かもめ・みなとみらいクリニック」を開設しました。
これまで10年間の『長時間透析と限定自由食』治療の経験を生かし、本治療の普及に努めるとともに、透析患者さんが明るく元気に健常者と変わらない生活をエンジョイできるよう、職員一同、最善を尽くしてまいります。
医療法人かもめクリニック 理事長 金田 浩
