2016年に向けて〜理事長からの挨拶〜

2016年に向けて〜理事長からの挨拶〜

    1998年から「長時間透析と限定自由食」治療法を始めました。限定自由食とは、カリウムを制限し、カリウム以外は健康な家族と同じ食事です。

    2008年から横浜のみなとみらいで、患者さんの完全社会復帰の支援を目的とした「深夜の8時間透析」を開始しています。現在、同時50名を超える患者さんが、月水金の週3回の「深夜の8時間透析」を受けておられます。

    実は、2013年頃からカリウムのみを制限する限定自由食から、透析時間の大幅な延長に伴い食事制限の全面的な廃止が可能になりました。即ち、「制限の無い自由食と1回8時間透析」を現在は行っています。
 

かもめクリニックの治療法をまとめて示します。

  1. 食事は、健康家族と同じ自由食です。
  2. 透析治療については、透析時間は1回6〜8時間ですが、出来るだけ長い「8時間透析」を選択します。
  3. 週3回・1回8時間透析を行い、血圧が低下しない患者さんや痒みの取れない患者さん心機能が低下している患者さんさらには透析アミロイド―シスで疼痛を強く訴えている患者さんには、週4回・1回6〜8時間透析を行います。降圧薬を中止出来ない高血圧や痒みなどの臨床症は「透析不足」が原因と考えるからです。
  4. 週4回透析の実施方法と効果についてお話しましょう。
        週4回透析の実施方法は、先ず、月4週の内1週だ け週4回の透析を患者さんに説得し勧めます。
        患者さんは「血圧が下がった。」「降圧薬が不要になった。」「頭がすっきりした。」「暗算が出来るようになった。」「痒みがなくなった。」「食欲が出て来た。」などの効果を話します。
        患者さんが納得されれば、次に、隔週4回透析を勧めます。遂には、毎週4回の長時間透析になります。   
        週4回の透析でも、透析時間は出来るだけ8時間を勧めます。週4回・8時間透析では、数週間から数カ月後には色々な薬がほぼ不要になります。

現在のところ、最善の透析治療法とは「週4回・1回8時間透析と自由食」の組み合わせ治療法であろうと考えます。
 

次に、かもめクリニックのモットーを示します。

  1. 十分な透析週4回・1回8時間透析
  2. 十分な食事健康な家族と同じ食事で、肉を多く摂る。痩せないこと、健康時体重までの回復を図るような食事摂取を勧めます。何よりも、好きな物を食べることが肝心です。
  3. 十分な運動骨が少し軋むような運動量を心掛ける。

このような透析を行いますと、透析患者さんは「患者から健康者」に転換し「健康な社会人」になります。
 

    私達は、透析患者さん全員が良く働き、税金を納め、良き社会人になられますよう全力で支援いたします。

2015年10月吉日

   理事長   金田 浩